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パンの香りと夏のキミ

女性向け注意
相変わらずキャラ崩壊

よろしければ続きから。











 ある晴れた日の昼下がり。デデデ城の三騎士の部屋からは、なにやら美味しそうな匂いが漂っていた。
「卿! そろそろ出かけますよ。…ってさっきから何やってるんですか」
ブレイドが呼びかけた。メタナイトの方は、部屋のど真ん中に置かれた巨大なオーブントースターの前で、なにやら調理中の物の様子をうかがっている。 
 どうもこの匂いはここからのようだ。
「卿。早く出発しましょう。カービィが待ってますよ」
ソードも言う。
「うーん、ちょっと待ってくれないか。もうすぐ焼けそうなんだ」
メタナイトは声を弾ませながら言った。
「一体どうして急にパンなんか焼く気になったんですか。しかも私たちの部屋で」
ソードが尋ねる。
「前々から興味はあったんだが、先日フーム殿に作り方を教わったので、試しに作ってみたのだ」
 そう言うとまたパンの様子をうかがった。
「そーなんですか。それは分かりましたがしかし何故私たちの部屋のど真ん中で…」
ブレイドが呟いた。かなりイライラしているようだ、額に青筋が見える。
「陛下に見つかると少々厄介なのでな。まさかこんな所でパンを焼いているとは誰も思うまい」
 でも匂いですぐばれるんじゃ――と言いかけたブレイドの言葉を遮り、彼は言った。
「まぁとりあえず先に行っててくれないか。このパンはカービィにあげるつもりなのだ。焼き上がったらすぐ私も追いつく」
 メタナイトの言葉に、二人は(やや不満げに)頷くと「では、お先に失礼します」と部屋を後にした。
「ホントに持って行くのはパンだけなんでしょうかねぇ」
「あの方、またなんかカービィによくない物も持って行くに違いない。前回はフーム殿のお菓子に混じってメイド服持ってきたからな。あの類は一切燃やしたと思っていたのに……」
 ブレイドは、そう言うと深い溜息をつく。
 城に漂っていたあのいい匂いは、なんだか妙に焦げ臭くなってしまっていた。




「……………………」
「……………………」
 二人は呆然と立ちつくしていた。
 まだ二人はカービィの家へ着いていない。
 それどころか城の外へすら出ていなかった。
 それというのも、城門の近くや中庭に、ワドルディ達がぐったりして倒れていたのだ。しかもそれがとんでもない数。
「一体何があったんだ……」
 呟くソードを尻目に、ブレイドは近くで倒れていたワドルディの様子をうかがう。
「外傷は少ないみたいだな。一体誰にやられたんだか。くそっ、こいつらが喋れたらなぁ……」
「とにかく、このことを報告しなければ。ワドルドゥ隊長は今何処にいるのだろうか――」
 その時、城の中からワドルドゥがふらふらになりながら出てきた。どうもワドルディ達と同じ攻撃を受けたらしい。
『隊長! この有様は一体――』
二人が同時に叫ぶ。
「カ、カービィだ。カービィ殿が城にやってきて、急に我々を攻撃してきたのだ。なにやらえらく興奮していた様子で、私も少々傷を……早く陛下に知らせなければ…」
 ワドルドゥの言葉を遮り、ソードが言った。
「落ち着け。カービィのことを陛下に知らせると後々面倒なことになる。幸い外傷の方は少ないようだ。兵士達は休ませて手当を受けさせろ。このことは私たちが卿へ連絡する」
「ちょっと待てよ。なんだってあの卿に知らせて…」
ブレイドが口を挟んだ。
「カ-ビィ殿は卿のことを慕っている。まあ本人はアレだが、フーム殿が外出している今、任せるのがよいだろう」
…仕方ない――とブレイドが口を開きかけた時、突然城からものすごい爆音が響いてきた。
 慌てて二人が振り返ると、城の一角から真っ黒な煙が上がっていた。どうも爆薬か何かが爆発したらしい。
 二人はすぐさま城内へと駆けだした。
「なんなんだアレ? カービィは一体何をしでかして――」
「今の爆音で陛下に気づかれたかもしれない。早く片付けなければ――」 
 煙の上がった方へ向かっていく二人。どうもメタナイト達の部屋の当たりで発火したようだった。近づくにすれどんどん煙が強くなっていき、部屋の前当たりまで来た時には、周囲の状況を把握することすら分からなくなっていた。
「卿! ご無事ですか!」
煙の中、ソードが叫んだ。返答はない。
 しばらくするとようやく煙が消え去り、部屋の前にはメタナイトとカービィが向かい合って立っていた。カービィは遊んでいるかのような満面の笑みを浮かべている。メタナイトの方もうっすらと笑みを浮かばせていた。
「メタナイト! 遊びに来たよ。あ、ソードにブレイドもこんにちは!」
カービィが二人の方を向き、笑顔を見せた。
「遊びに来たのはいいのだが…。一体これは何があったのだ? せっかく焼いたパンが駄目になってしまった」
メタナイトが言う。カービィといつもと話している時より、妙に声に重圧感があった。
「あ、えっと。剣振り回して遊んでたらなんか運んでたワドルディとぶつかっちゃって、…多分その時に……ごめんなさい」
パン、食べたかったな、と最後に小さく呟いた。
 大惨事が起きているというのに、彼にとっては遊びと同じ。
 なんという神経だ、と二人は思った。
「危ないから、これからは城内で振り回さないでくれ。城を壊さないこと。今回は見逃すが、次やったらセーラーの刑だ!」
 いきなり叫び出すメタナイト。片手にはばっちりセーラー服。
『駄目だこりゃ………早くなんとかしないと……』
呟くソードとブレイド。
「?? よく分かんないけどいいや」
カービィが言う。瞬間、あっ! と何かひらめいた。
「ねぇメタナイト! 僕、ちょっと剣術出来るようになったんだ。見ててよ!」
 そう言うといきなり構え始めるカービィ。構えは幼いながらなかなかしっかりしていた。
「カービィ殿! さっきの卿の話を聞いていなかったのですか! やるなら城の外で――」
ソードが叫ぶ、が、もう遅かった。
 カービィは構えを崩し、そのまま弾丸のようにメタナイトの方へ突っこんでいった。予想外のカ-ビィのスピードにメタナイトは一瞬隙を見せてしまい――
 瞬間。衝撃波。爆発音。 
 急激なエネルギーの増幅で、部屋付近が木っ端微塵に吹き飛んだ。瓦礫がものすごい音を立てて崩れ落ちる。
 ソードとブレイドはとっさに受け身の姿勢を取り、なんとか庭へ着地した。
「いててて……、ったくなんなんださっきのバカでかいエネルギーは。しかもあんな子どもが……」
「! 卿は何処へ――」
 ソードが言ったその時、瓦礫の中からまた爆発。
 そこにはホコリまみれで立っているメタナイトと、同じくホコリまみれで、すっかり腰が抜けているカービィ。
「あぁ疲れた…。空中で剣を振り回すのも駄目。私だからなんとかなったものの。………でも、強くなったな」
メタナイトの顔に微笑が浮かんだ。
「あーあ、汚れちゃった。やっぱりメタナイトは強いや。みんな流されちゃった」
ちぇっ、と頬をプクーッと膨らますカービィ。
その時、メタナイトの微笑が二ターっとした笑顔に変わって――。
「あ、また城を爆発させたって事は、約束破ったてことだな。よーし、こっちに来い! どうせカモフラージュ用のパンも焼けちゃったことだし、この際思いっきりここでセーラー着用公開ショーを――」 
そんな二人の様子を、遠巻きに見ていた二人――。
「……なんで卿がカービィ殿に執着するのか、少し分かったような気がします」
「あぁ。セーラー方面以外でな」





―――――
なんでメタナイトこんなキャラになっちゃったんだろうか。
カービィにはこれくらい強くいてもらいたいです。
アニメの記憶があまりなく、城の描写とか適当です。
ご了承下さい。orz
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